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ペンネーム 空光 【画像なし】
書名 黄金の羅針盤
著者 フィリップ・プルマン [著] ; 大久保寛訳
出版社 新潮社
おすすめ度
推薦のことば
 両親を事故で亡くしたライラは、おてんばな十一歳の女の子。彼女のまわりで子どもが連れ去られる事件が立て続けに起きる。どうやら北極で何かの実験に使われているらしい・・・。ライラと彼女の守護精霊は、さらわれた親友と、監禁された北極探検家の叔父を救うべく、世界に六つしかない黄金の羅針盤を手に北極へと向かう。
 
 この本は、全三作の物語の第一作にあたります。舞台となるのは、別世界のオックスフォード。ライラが暮らすこの世界は、とても不思議なもので溢れています。守護精霊であるもう一人の自分、鎧をまとったアーマードベア、全てを知ることができる真理計・・・本当にこんな世界があるんじゃないか、と思うほど設定が緻密に練られていて、至る所に伏線があるのも、面白いところです。科学と魔法が見事に混ざり合った、理知的なファンタジーとなっています。既存のファンタジーの型に飽きた人に、是非お勧めです。
資料ID 425941G 請求記号 B-7257-1