展示

どの本読もうかな  〜夢ひろがる世界、日本の児童文学〜

場所:大学図書館
期間:1994年5月
 4月から始まった、朝の連続テレビドラマ「ぴあの」の主人公 ’びあの’は童話作家を目指しています。 子供たちに夢を与えたいと・・・

 灰谷健次郎さんは、 ”わたしたちには児童文学と成人文学という区別はありません。 (中略) もし、児童文学という言葉にこだわるとすれば、 大人にも子どもにも感動を与える文学という意味においてのみ、 この言葉は有効なのでしょう。 いっそう志(こころざし)の高い文学が児童文学だとわたしは信じているのです。 考えてもごらんなさい。 幼児から若者壮年、老人にいたるまで、 幅広い読者を持つ文学の創造なんて、 大変なことなんですから。” (『児童文学の世界』より) と書いています。

 勇気、感動、喜び、そして大きな夢を与えてくれる素晴らしい作品の数々に、 胸おどらした人達も多いことでしょう。

 今回は、そうした夢や希望や勇気を得、 心を暖かく包んでくれた、 日本の児童文学を紹介したいと思います。