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「高 慢 と 偏 見」(岩波文庫)

ジェーン・オースティン 岩波書店 1994年
 
長谷川 伸三(日本文化史学科)

 イギリスの女流作家 Jane Austen が18世紀末に書いた小説。 2006年春に公開された映画『プライドと偏見』の原作です。 当時のイギリスでは、ヒロインのエリザベスが属する地主階級の女性は、 資産をもつ男性と結婚しないかぎり、安定した生活はえられませんでした。 エリザベスはプライドをすててまで結婚相手をもとめようとはしませんでした。 豊かな資産をもつダーシーが登場しますが、彼の高慢な言動に、 エリザベスは最初偏見をもちます。 その後彼女が偏見をすて、彼の求婚を受け入れるまでの経緯はこの本を読んで下さい。 すこし長いので、 上記の映画や1995年イギリスBBCが製作したテレビドラマ(ビデオ版)を見てもよいし、 原作 Pride and Prejudiceに挑戦しても結構です。 映画でエリザベスを演じたキーラ・ナイトレイに魅せられるとともに、 エリザベスにも魅せられました。
小阪:080||I95||H-222-1〜2 (232759H、232760B)

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