<あらすじ>
継父・継母に虐げられていた主人公の少年はとあるきっかけから家出をするのですが、その先で奇妙ないでたちの四人組と出会います。
カーニバル(見世物小屋)で各地を巡業しているという彼らに導かれ、少年もその一員に加わることになるのですが…
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久しぶりに読んでいてわくわくするような本を読みました!!正統派SF活劇です!!
個人的にSF作品を読むときは"設定部分でちゃんと納得のいくような理屈が展開されているか"はもちろんのこと"その上で登場人物に共感できるか"がどうしても気になってしまいます。
すごくおもしろいアイデアが盛り込まれていても登場人物の言動があまりにも突飛だったりすると「あ、このアイデアを披露するためだけに動かされてるな」と考えてしまって物語に集中できなくなるからです。
でも『夢みる宝石』はその両方が備わっているだけでなくもう本当に一人一人のキャラクターが生き生きとしていて、全員を主人公と呼びたいくらいでした!!!
文体もまっすぐでめっちゃきれいです!!!ここに直で貼りたいぐらい!!!
ブラッドベリ作品などが好きな方におすすめかも!!!
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