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野中 亮講師 (人間科学部応用社会学科)


キーワードと一言コメントをつけてみました。小説ばかりなので気軽に読んでみてください。

『十九歳の地図』中上 健次 著 集英社 1995
孤独、焦燥、支配、暴力
自分が19才になったとき、ふがいない思いをした名作。
『中上健次全集』所収

『蝿の王』 ゴールディング, ウイリアム著 平井 正穂, 井出 弘之訳 集英社 1977
少年、遭難、孤島、極限状態
徹夜で一気に読んでしまって翌日学校をズル休みした名作。
『ゴールディング 』所収

『ひかりごけ』武田 泰淳 著 講談社 1964 タブー、人肉食人がパンのみにて生きているわけではないことがわかる名作。
『武田泰淳集』 所収

『潮騒』三島 由紀夫 新潮社 1985 (新潮文庫) 恋愛、個人的行為と共同体、古典的ロマン主義
これ以上はないという美しい愛のはなし。 恋愛小説も悪くないな、と初めておもった名作。

『恐るべき子供たち』コクトー, ジャン 著 鈴木 力衛 訳 岩波書店 1975 (岩波文庫)
子どもには絶対に理解不能な子どもの話が展開される名作。