展示
『しばわんこの和のこころ』 川浦 良枝 絵と文 白泉社:2001
柴犬のしばわんこが、日本の風習や作法を教えてくれる絵本。 絵本とはいえ結構読みごたえがあるし、 一方とかく堅苦しいと思われがちな色々なルールも、 かわいいしばわんことやんちゃなみけにゃんこにより、 楽しんで読んでいる内に身につく(?!)。
こうしてしっかり「和」や「日本」を把握した上、 次に考えていただきたいことは、 外から日本を見ることである。 『ウィーン愛憎』(中島義道 著、中公新書)や 『イエロー:差別される日本人』(渡辺幸一 著、栄光出版社) を読むと強烈なパンチを受けるほどのショックがあるだろう。 しかし、グローバル化の今日、 日本が世界の中でどう見られているかは避けては通れない問題であることを認識してもらえると思う。