展示

「映画でみる精神分析」

小此木 啓吾

彩樹社 1992

[発注中]

   高橋 裕子(児童学科)

 

 

 「精神分析」という言葉には「難しい」とか「あやしい」と感じられる方が多いかもしれません。でも、奥の深さはあるものの、精神分析はそんなにとっつきにくいものではないのです。

誰しもこれまで見た映画の中で心に残っているシーンがあるのではないでしょうか。そこには、まず例外なく物事や人間のこころの移り変わり、あるいは変わらなさが描かれています。感動した、とか好き嫌いだけでなく、目の前に展開された物語がどのような意味を持っているのか、精神分析というフィルターを通して見直してみるのも面白いものです。もしかしたら、その映画にこころを動かされた自分に関する新たな発見があるかもしれません。

 

●推薦図書の「映画でみる精神分析」は、講談社+α文庫で「愛の真実と偽りをどうみわけるか」と「『本当の自分』をどうみつけるか」の2分冊になり改題発行されました。上記表紙の図は、講談社版