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「哲学と科学」

澤瀉久敬 日本放送出版協会 1967年
 
大和 シゲミ(国文学科)

 この本の内容は、 NHK教養大学(1948〜62年放送のラジオ番組)の講義の1つとして放送されたものだそうである。 全13回の講義は、系統立っていて計画的であり、 毎回、前回の復習から始まっていて理解を助けてくれる。 テーマは「学問とは何か」。 この本を読むと、大学での勉強が無駄にならないことがわかるような気がする。 どんなことでも、何か一つのことに徹底的に専門的に取り組むことは、 決して無駄にならない。 そのように何かに専門的に取り組むことによって、 じっくりとものを見たり考えたりできるようになり、 専門以外の場面でも、自分で考え自分で決めて行動し、 よりよい未来を創っていける。そんなふうに思わせてくれる本である。
[目次]
哲学と科学
 愛知の心
 哲学と科学の相違
 哲学の方法 
 科学の方法
 哲学と科学の相補
  真理への意思
哲学と個性
関屋:080||N69||57 (305121I)

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