私はすごく面倒くさがりで、恐らく一番植物を育ててはいけないタイプの人間だという自負があります。
ですが、面倒くさがりなりに「ベランダに薬味の寄せ植えなんかがあったらいろいろ便利だろうなあ…」という夢を持っているので参考にしようと思って借りました。
本書はそんな後ろめたい部分を刺激されることなく読み進めることができます。

こちらはエッセイ集となっており、内容は著者の生活7:植物3くらいなので難しい固有名詞に嫌気がさすこともありません。
さまざまな植物を育てる過程で感じたことが等身大の感覚で綴られていて、読んでいて筆者の生活を追体験しているような気分になりました。

「植物を育てるのは面倒だから育てた気になれる本が読みたい、できればおもしろい本がいい」そんな方におすすめです。