この本は心理学に興味のある人や人間の悪意について興味を持っている人におおすめです。
精神科医の著者が出会ったよく嘘をついてしまう人、それにより良好な人間関係を築くことができない人々のことが、取り上げられており、問題提起されています。
事例や解説が丁寧で、心理学についてあまり知らない人にもわかりやすく、読むことができると思うのですが、著者がキリスト教徒であるからか、キリスト教の教えが随所に散りばめられており、キリスト教の知識があれば、なお楽しめる本だと思います。
人間がなぜ間違った行いをしてしまうのかの理由の一つがこの本に書かれていると感じるので、興味深く最後まで読むことができると思います。