この本は全ての人におすすめしたいです!
この物語は、様々な事情から『学校に行けていない』中学生たちが、『願いが叶う城』に集められ、オオカミのお面をしている不思議な女の子、オオカミさんに『願いの部屋』に入るための『願いの鍵』を探すようにと言われてしまいます。
『願いの鍵』を見つけた人は一つだけ願いを叶える権利を貰えるそうなのですが、簡単には見つかりません。
次々と明らかになる真実と『学校に行けていない』中学生たちの抱えている感情に胸がしめつけられます。
早く続きが読みたい反面、読み終わるのが悲しいと感じるくらい夢中になれる物語でした。
城に集められた子どもたちの繊細な感情のやり取りやお互いへの不器用な気遣いに、読み手の感情が揺り動かされます。
読み終えた後、自分が中学生の時に感じたモヤモヤとした感情が浄化されるような感覚を覚えました。
是非、みなさん読んでみてください。
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