おとぎばなしで3人きょうだいが出てきたら、長女や長男は真っ先に手ひどく失敗するのがお決まりのパターン。
主人公のソフィーはまさに3人姉妹の長女で、自分はどうせ失敗すると悲観的。そんな彼女はある日、邪悪な魔女に呪いをかけられ、老婆になってしまう。
　この児童小説はジブリ映画の原作なのだが、映画を見てから初めて読む人はびっくりするのでは。
原作の方が魔法を使ったどんちゃん騒ぎ、はちゃめちゃ感が強い。謎解き要素があるし、伏線が一気に回収されるラストは怒涛の展開続き。映画と比べて見ても面白いのでは。