私は高校大学と女子校に通っていて、生徒が女性のみで構成されているコミュニティに居心地の良さを感じています。
それと同時に生活していく中で接する男性の言動が私にとってしんどいものだと気が付きました。
顕著に男性の言葉に嫌悪感を感じ、傷ついたのは
高校3年の時に保健体育を担当していた男性の先生が「女子は愛嬌やからな」とふいに発した言葉でした。
私はその言葉を重く受け止め、なぜ教壇に立ち生徒を指導する立場の人間が、
生徒としてでは無く女性のあるべき姿を説いたのか3年たった今でも考えています。
男性が電車で足を広げて座るのも、教えてと言っていないのに私の話をさえぎって反論してくることも、
子供を産んで仕事を辞めるのは女性ばっかりなのも、結婚して苗字をかえるのが女性ばっかりなのも、
痴漢されても服装が悪かったと言われるのもほんとに悔しく思って生きています。
そんな悔しさの原因である男性中心の社会の仕組みを紐解いて、
フェミニズムを用いて女性という弱者がなぜ弱者たらしめられているのか言語化してくれている本です。
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