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ペンネーム レティクル座妄想7分 【画像なし】
書名 幾度目かの最期 : 久坂葉子作品集
著者 久坂葉子
出版社 講談社
おすすめ度
推薦のことば
遺書的作品です。
「私は小説を書いてるのじゃない。正直な告白を、真実を綴っているのです。だから、ここにかかれたことは、すべて、まちがいなしに本当なんだ。本当の苦しみで本当の私の自責なんです。」
幾度目かの最期は久坂葉子の自殺3日前から書き始められ自殺当日に完成された。かなり迫力があって、面白いです。
久坂葉子の恋愛観がマジ好きです。
「私を死に至らせる一番大きな原因と云えば、勿論、厭世でもなく、愛情の破局ですけれど。」
人生恋愛にしか期待してない。恋愛できないなら死にたいし、恋愛に殺されたい。恋とは殺し合いなんだよ。ですよ。
久坂葉子は、恋愛の他に、破滅願望、希死念慮、自殺衝動も印象的で面白いです。ぜひ。



資料ID 410380H 請求記号 908-K2-くI-1