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ペンネーム S 【画像なし】
書名 シルエット
著者 島本理生
出版社 角川文庫
おすすめ度
推薦のことば
ある秘密を抱えた少年・冠くん。そんな冠くんとの付き合いに耐えられなくなってしまった少女。少女は冠くんと別れた後二人の男性と付き合うことになる。
人を求めることの意味とは?過ぎ去った日々はもう取り戻せないのか?
青春の中で少女は、何年経っても忘れることはない日々と出会う。

青春の中でしか味わえない、もう記憶の中でしか存在しないんだ。とどこか懐かしく寂しい気持ちになりました。
 ”冠くんは霧雨のようなひとだった。春先に降る、やわらかくてどこか暖かいあの雨に似ていると。”
雨。この物語に出てくるキーワードと言える言葉です。梅雨のこの時期にぴったりな作品だと思います。
この作品は島崎理生さんが17歳の時に書いた作品だそうです。文体もきれいで、17歳とは思えない文才も見どころの一つです!

資料ID 480417B 請求記号 B-9304-