私は森鴎外の舞姫が好きで、よく読んでいます。
ですが、舞姫はとても批判的な意見が多い作品です。
過去に国語の授業で習った時には、罵詈雑言が教室中を飛び交っていた記憶があります。
ですが、私は主人公のことも、鴎外のことも悪であるとは思えませんので、自ら本を読んで、調べたいなと思った時に、
手に取ったのがこの本でした。
この本からは、舞姫に描かれてない様々なことが事細かに書かれていて、思わず食いつくように読んでしまいました。
舞姫を知らない人は、是非、舞姫とセットで読んでほしい。
エリスと豊太郎、エリーゼと鴎外の結ばれなかった愛が、確かにあったのだと、しみじみ感じさせられた。