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ペンネーム 金のぶた 【画像なし】
書名 わたしがいなかった街で
著者 柴崎友香
出版社 新潮社
おすすめ度
推薦のことば
36歳、独身女性の砂羽は契約社員として働いていた。
夫とは1年前に別れたが、浮気をされていたのにもかかわらず、特に未練もない。

そんな砂羽があきずにずっとし続けていること、それは紛争や戦争のドキュメンタリーを見ること。
録画してあるその番組はいつ見ても戦争をし続けているし、いつ見ても同じ人が死んでいる。
ふと遊びに来ていた友人の有子の父親に話しかけられ、テレビを消すが、録画のタイマーは進み続ける。
戦争は続いている。
その番組にいるのが自分ではないことが砂羽は不思議で仕方がないのであった。

柴崎友香の巧みな時間表現がちりばめられた作品。ページを開けば時間は止まらない。
ぜひ1度体感してみてください。
資料ID 462778E 請求記号 913.6-S74-