これは中国の四大奇書の一つである『水滸伝』を基にした革命の物語の一巻である。
中国・奇書・水滸伝・革命という文字を見て、とっつきにくいなと思った人は多いことだろう。
しかし、案ずることなかれ。この物語は2000年代前後に著されたもので、読みにくさは全くない。
あるいは、登場人物の名前が中国系ということから、非常に覚えにくいのではないかと思った人もいるかもしれない。
しかし、これもまた大した問題ではない。
なぜなら、腐敗しきった国に愛想を尽かせた漢達や自分の信じることを貫く好漢達の姿は、
目を離せないくらい魅力的であるからだ。