この本では現代社会に関する評論文で頻出するテーマや基本用語の解説と、評論文で用いられる重要語のミニ辞典、さらにそれぞれの基本用語に関連する本のガイドが掲載されています。基本用語は「アミニズム的世界観」から「レジリエンス」まで前近代・近代・現代の3つの時代区分にわけられて100個の用語が掲載されていますが、気分転換をしたいと思った際に、それらの中から気になったものや、意味を詳しく知らないなと思う用語の解説を読んでみるだけでも、学びを得ることができるのでおすすめです。私は社会学や評論文を読むことが好きなのでこの本を手に取りましたが、本書を読んで、意味を理解していると思い込んでいた用語があったことに気付くことができました。
また重要語ミニ辞典は現代社会に関する用語のみならず、レポートにも用いることができそうな表現や言い回しも掲載されているため、レポートを書く際にも役に立つのではないでしょうか。
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